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TokyoDev Developer Survey 2024

TokyoDevは外国籍エンジニアの日本での就労とキャリアアップをサポートしています。

そして、その一環で日本に住むグローバルエンジニアを対象にしたアンケート調査を年に一度実施しています。6回目となる今回は、814人のエンジニアから給与や職場環境、使用している技術に関する回答を得ました。中でも興味深かった結果のハイライトは下記のとおり:

回答者の年収中央値は850万円昨年と同じ)。2022年の950万円からは減少しました。
男性回答者の年収中央値は女性回答者よりも46%高かった。経験年数を考慮してもなお男性回答者の年収の方が高く、年功序列で賃金格差が広がる現状が示された。
回答者のうち94%が仕事で英語を使用することが快適だとし、英語力の高さと年収の高さに相関関係があった。 逆に、仕事で日本語を使うのが快適だとしたのは回答者の40% にとどまり、日本語能力と年収に関連性はほとんどなかった。
昨年までと同様、外資系企業で働く人の方が日本企業で働く人よりも大幅に年収が高いことが示された。外資系企業の社員の年収中央値は、日本企業の社員よりもは47%高かった 。2023年はこの差は73%でさらに大きかった。
ゲーム業界 の年収がもっとも低く、同僚とは常に日本語を使うという回答者の割合ももっとも高かった。
ワークライフバランスが悪いと世界的に言われがちな日本だが、本調査では回答者のほとんどで異なる回答が見られた。70%がワークライフバランスが充実72%が普段の就労時間は週に最大40時間55%が有給休暇の80~100%を使う予定と回答した。
リモートワークから切り替え 、少なくとも時々は出社することを社員に義務付けるハイブリッドワークを企業が採用し始めている。2023年には回答者の43%が出社するかどうかを選択できたのに対し、今年は38%に減少。その分、ハイブリッドワークが増加した。
企業が提供する研修や能力開発には改善の余地あり。会社の良い点として研修制度を選択したのは 回答者の14%のみで、職場環境に関する調査項目の中でもっとも低かった。
プライベートおよび仕事に関する 満足度に関するすべての項目で, 満足度が低い人ほど転職への意欲が高かった。
日本に移住したのが最近である回答者ほど日本の好きなところとして食べ物と文化を選ぶ人が多く、日本に長く住んでいる人ほど安全や安心感を選ぶ人が多かった。